あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。 もう10日ですが…本年一発目のいきることばです。
昨年、1月29日にガンであることを告知され、それから約1年にわたって闘病生活を送ってきました。
一言で言うと、暗中模索の年であったと思います。


思えば、一昨年の年末は波乱の状態で、引っ越し、家庭内での話し合い、仕事、子育てと、本当に波瀾万丈で精神がおかしくなりそうな状態でした。
そのときは「おそらく波瀾万丈な1年になるだろう」とはおもっていましたが、まさか「ガンである」とは思っていませんでした。

いえ、正直に言えば、ガンであることを予感していましたが、「まさか」という気持ちと「がんと闘うとは」ということがどういうことなのか、しっかり覚悟できていなかったのが本当のところだと思います。

闘病とはまさに命と病が闘うことで、しかし本当に闘うとはどういうことなのか、そして誰と闘うのかを暗中模索した年だと思います。
闘病に限らず、「敵は誰なのか」「目指すものはなにか」を手探りで探していたような。


私が「だれにむかって吐いている言葉」なにかを明確に自分がわかっていないまま、言葉を使うブログやツイッターで思いの丈を吐露してきましたが、時に人を傷つけ、時に誤解を生み、闘病生活に置ける気持ちのやりようの難しさと病気を言い訳にしない生き方の重要性を、本当に学ばせていただきました。


闘病における敵は病なのですが、病はまた自分自身でもある訳で、いろんな意味で精神修行になりました。
そして、それはおそらく一生続くことだと思います。


がんになったから学んだのではなく、がんになって初めて周りの方がちゃんと目に入るようになり、一人では生きては行けないことをはっきりと、そして、それ以外無いことを、教えてもらったように思います。
ガンからのプレゼントは相当に大きく、私が使いこなせるようになるにはまだまだ時間が必要なようです。


昨年11月の勉強会前後から、標準治療が一段落したこともあり色々と考えることがたくさんありました。
軽々しくブログにかけないな、と思いながら、少しブログからはなれてしまいました。
しかし、考えていたところで、何か解決されるでしょうか。


去年が心構えの年なら、今年は行動して転ぶ年なのでしょう。
黙って思うのなら、言って行動して聞け。これが本年の目標です。


未熟の手習い、たくさん皆さんにまた教えていただければと思います。


本年もよろしくお願いいたします。