からだにいいことってなんだろう

今日は病院にガーゼを替えに行った。

顔を見た瞬間、主治医は「あんまり元気ないなぁ」といった。
!!
えー。
でも確かに、昨日は落ち込んでいた。

まず防水シートをはがすのだけど、それがとても痛い(主治医が荒いだけかも・・・)。
看護婦さんが来てくれて、優しくはがしてくれた。

その後、浮腫具合をエコーで見て、主治医が体液を取ってくれた。
注射針を刺されているはずだが、全然感じない。
皮膚があまりにもはれ上がっていて、わからない。麻痺している。

体液が少なくなると、注射が刺さっていることが分かってきた。
リンパ浮腫って怖いな、と思った。

「体液のたまり方が、いいよ〜。一部に固まってたまっている(広がっていない)。これは組織がくっつきだしている証拠。」
と主治医が言っていた。

そうなのだ。
実はまだ中で組織がくっついてない感じがして、手で寄せていた。(そんなはずないかもしれないけど。)
外科手術って良く分からないけど、ひとついえるのは傷を癒すのは時間が必要だし、優しくしつつ稼動域を広げる運動を行わなければならない、ということかな。

帰りにネールサロンに行って、ジェルをつけてもらった。
うん。派手だ。
働いてたらなかなか出来ないくらいギラギラだ。
大人しめの色ではなく、アグレッシブに。
そう思って春っぽい色ではなく、あえてシルバーにした。

帰りに本屋に寄って、ガンコーナー(笑)で片っ端から立ち読みするのが私の癖になっているのだが、本日も堪能した。
西洋医学から食事療法から体の動かし方まで。

そこでいつも思うのだが、どうしてガンに対してこれだけの書籍があるのに、共通していることが少ないのかなぁ。
食事ひとつにしても、主治医をはじめ手術や化学療法をメインにしている医療関係者は「何でも食べていい」というし、ゲルソン療法など食事療法を展開している人は「玄米がいい」「野菜ジュースがいい」「肉食はだめ」「たんぱく質を取れ」という。
様々だ。

目に付いたのは、安保徹氏の「免疫力を高める食べ方」という本。
氏の本は以前に読んだことがあるので、内容的には近い。
ミトコンドリア系となんちゃらかんちゃら〜というところは新しいかもしれないが(いい加減ですいません。立ち読みなので)、目に留まったのは、
「検診はガンの告知をされても大丈夫な人だけ行えばいい」
という一文。

うーん。
言いたいことは分かる気がする。
要再検査の返事が来るのは怖い。
私もある意味しこりがガンであると疑いを持って、検査にいったのだから。
だから、分からないでもないんだけど、私はやっぱり検査に行ってほしいなと思う。

それは、みんな自分の体のことを知らないと思うから。
普段の食事をカウントするわけでもなく、仕事や自分の興味のあることに集中する日々・・・ストレスを抱えて、健康どころではないだろう。
定期テストのようなものだ。
採血に行って、状態を見てもらうだけでもいいと思う。

検診というと大げさなら、体重や体脂肪を定期的に測るだけでもいい。ダイエットが目的ではなく、体の変化を知ってほしい。

それと、もうひとつ。
「玄米がいい」「肉食はだめだ」「いやたんぱく質が必要」など、色々な話を聞くけれど、私はそれこそひとつの考えに依存するのは良くないんじゃないか、と思った。

「野菜ジュースがガンに効く」のはひとつの現象であって、全て野菜ジュースで解決されるとは思わない。
ゲルソン療法をするとなると、肉食は出来ないし、塩分もほとんど取れない。
その方法を批判する気はないけど、それだけというのもどうなんだろうか。

私は、その人の状態・体質以前に、生活によってすごく違うと思う。
肉体労働と頭脳労働の生活では明らかに違うし、活動時間が違えばそれも違う。
肉体労働ならたんぱく質を多く摂取するべきだし、頭脳労働であればガンの敵といわれるブドウ糖も必要だろう。
事食事療法は、あなたの治療法が私に効くとは限らないし、私の治療法があなたに応用できるとは限らないのではなかろうか。

方法というのだから、一部取り入れればいいのだと思う。

早寝早起き、体を動かす、腹八分目などは共通して言えることだとは思うが。

というわけで、私も極端な食事療法は手術後はしていない。
ただし、自分の運動量や消化器の調子などを見て、プチ断食をすることもあれば、たんぱく質を摂取することもある。
今は運動量が極端に少なく、腹式呼吸もしていないため過剰なたんぱく質の摂取は必要ないだろう。

バランスのいい食事とは30品目摂ることではなく、1週間程度を目処に生活スタイルに合わせた食事を摂ることではないだろうか。

食事方法で悩むほうが、体に悪い気がしてきた(笑)

どちらにしても、自分の体のことは分かっているようで分かっていないと思う。
どの方法がいい、じゃなく、私にとっていい、というのを見つけられたらな、と思う。