息子の誕生日に思う、ガンになったということ

今日は闘病の気分転換に、ネイルサロンにいってきた。

昨日主治医と話して、気分転換にネイルしてもよいと言われたので、思いきってやってみた。
今回はカルジェルにしてみた。
お店のオーナーは前から顔馴染みだが、しばらく行ってなかったので、懐かしかった。
彼女にも、病気のことを告げた。彼女は泣いていた。
働き盛りのオーナー、検診にいっていないと言うので、必ず行くように言ってしまった。
ほんとみんな、検診いってください。
早くいけば、大丈夫だから!

オーナーからガン闘病している人の話を聞いた。やっぱりガンは身近だ。

「私子供いないから…あまのさん、お子さんいてよかったですね!」
抗がん剤を始めたら、ホルモン治療を始めるので薬で閉経状態にさせる。

もう子供は望めない。

今日は、息子の10歳の誕生日。

10年前、周囲に反対されて、それでも産んだ息子。誰にも取られたくなくて、ずっと抱っこしてた。

今は反抗期で腹がたつこともたくさんあるけど、やっぱりかわいい息子。
くっついてくる息子。

ごめんね、あんなに妹か弟がほしいっていってたのに。

まさかこんな日が来ると思ってなかった。



産んでよかった。
でも私の中にある卵たち、さようなら。

オーナーは帰るとき、泣きながらハグしてくれた。
「生還は当たり前です。元気になって、また遊びに来てください!」
難波にはたくさんのネイルサロンがあるが、彼女が9年間営業できてきた意味が、わかった気がした。

身綺麗にすると、気分が前向きになる。
手術は怖いけど、ちょっとは我慢できるかな。

明日は具体的な手術内容を確認する。聞きたくないけど…聞きにいく。


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