ガンがわかって漢方薬を飲む そして情報について

私は今、検査を受けつつ、東洋医学にも頼っている。
親戚が漢方薬局を経営していて、薬を送ってもらっている。

姉の夫であるが、かなりの実績があるそうだ。(私は疎いので良く分かっていない)
告知された夜、電話がかかってきた。
「ゆかちゃん、ゆかちゃんが悩んどっても仕方ない。悩まないこと。俺たち(東西洋治療の専門医という意味)が治すけん、考えたらいけん。考えても仕方ないと。委ねんさい。」

九州弁が混じってるけど、こんな風なことを言われた。

私は今回、多分すごくラッキーな患者の一人なんだと思う。
この義兄の件が、ラッキーなひとつの要素だ。漢方といっても色々ある。彼は今ある調合だけでなく、ずっと研究を積み重ね、実績も論文発表もたくさんあるらしい。

東洋医学だけじゃない。担当の先生も「必ず治ります。だからがんばりましょう。抗がん剤がつらいですが、これはがんばってください。でも必ず治ります」といってくれた。
そして、TLにも専門的な立場から色々なアドバイスをくれる人がいる。いろんな立場の専門家と連絡が取れる。こんなにラッキーなことはない。

専門家が必ず治る、といってくれるって大きい。そして、西洋医学だけではやっぱり切り刻まれるイメージが大きいけど(個人的に)、東洋医学の専門家もいる。

私が冷静でいられるのも、私の命を預けられる専門家がいるからかもしれない。



今日検索していて思ったこと。
やっぱりネットの情報というのは鵜呑みには出来ない。経験談も「その人の経験」であって、それ以上でもそれ以下でもない。※重要な仲間ではあるし、経験だから役に立たないといっているわけではない。

感情に出来るだけ流されたくない。
こう書くと誤解が生まれるかもしれないが、端的に言うとそうだ。
感情に流されるって言うのは、時に泣いたりわめいたり愚痴を言ったりすることのことではない。闇雲に信じたり、信じなかったりすることだと思う。

知りたいことを的確に知る。それは漫然とITに頼っていてはだめだ。
私はウェブデザイナーだ。
そして教育分野で仕事もしている。学生たちに言っていること、
それは
「情報は与えられるものではない。偶然ぶつかるものでもない。自分で掴み取るものだ。」
そのためにたくさんのチャネルを持つことは重要だと思う。
でも向こうから来るたくさんの情報をそのまま受け止めていてはだめだ。厳選して吟味して、自分の役に立つかどうかを検証しなければいけない。

私はこのブログを立ち上げるとき、一種のジャーナリズムを念頭においていたと思う。
中立公正ではない。主観で、私が見たこと、感じたことを、冷静に、一つ一つを刻むつもりで文字にしようと思った。

感情に流されて、すっかり忘れていた。
恐怖に一瞬負けていた。

私の物語でもあり、あなたの物語であるなら、どうぞ私に感情移入して、冷静に見てほしい。そう思ってたのに。

しっかりしろ。

無理はしない。でも、意思はしっかり。
生きるのは誰でもない、私だ。