体の力み

体の一部が無くなると言うことは、それだけでバランスを崩すようだ。

胸が減ってまず一番感じることは、その重さである。
手術後の組織の確認をしたのだが、そのときに思ったことはよくこれだけの肉が中に入ってるもんだな、ということ。
案外胸って中身が詰まってる。
皮膚をきっているので、そこがどうしても突っ張る。多分これは皮膚だけじゃなくて、中の組織もきって縫っているから、その分が突っ張っているんだろう。

バランスは左右さも大きいが、案外前後のバランスも大きい。
姿勢は一気に悪くなった。これはあるべき組織がないのでその穴を埋めようと姿勢が悪くなっているのと、突っ張っているのと両方だと思う。

腕の動きはリハビリのところで書いた通りずいぶん改善されたのだが、どうしても後ろに回せない。
組織が無くなり、突っ張っていることもあるが、これは多分動かしていないことが大きいように思う。
痛いので徐々に稼働域が狭くなっている。稼働域が狭いと思っているから余計動かさない。そういう悪循環があるかも。

そして、組織がないことで一番困ることは、体がリラックスしないこと。
やはり全体があってこその「まる」というか、動くことが可能なのとスムーズなのとは全然違うんだな。

腕だけが動かないのではなく、ものすごい肩こりが発生する。
あごもおかしい。
ちょっと腰も痛い。
力みを他の部分でカバーしようとしているから。

これは、ある程度補正下着などで対処も出来るが、再建するまでずっと悩むのかもしれないな。